カメの大冒険。

我が家にはペットのカメが一匹います。
いつも日光ランプの下で伸びきって、日向ぼっこをしているのんきなやつです。
そんなのんきな彼ですが、大冒険をしたことがあります。

あれは、彼が我が家に来て1年くらい経ったときだったでしょうか。
よくベランダを散歩させていたのですが、当然、隣に行ったりしては
困るので仕切りをいろいろ作っていたんです。
ペットボトルに水を入れて動かせないようにしたり、
ベランダガーデン用の土が入った袋を隣との隙間に詰めておいたりと、常に万全のはずでした。

ある晴れた日、私は幼稚園の役員の仕事があり外出していました。
家には、休日出勤の振り替えでお休みになった主人がいたので、カメをベランダに出してやり、
「外に出しているから気を付けておいてね」とお願いして出かけたのです。

2時間ほどして家に戻ってみると、主人はお昼寝中。
あらあら、と思いベランダを見ると、カメがいません。
よく植木鉢の陰に隠れていたりするので、いろいろ探すのですが、やっぱりいません。
ふと隣との仕切りを見ると、なぜかペットボトルが倒れてずれています。

嫌な予感・・・。
お隣のベランダを見ると、お布団を干してあり、そのシーツが風にあおられたのか、
ベランダの中にたれて、下についています。
その下の方を見ると、下の畑にうちのカメがいるではありませんか!
上から見た限りでは、顔を出してきょろきょろしています。

大慌てで下に降りていくと、カメはびっくりしたのか、顔も手足も引っ込めて動きません。
表裏返して怪我がないかチェックします。
幸い甲羅などは無事でしたが、明日になって死んでいたらどうしようと気が気ではありませんでした。

お隣のベランダに行き、シーツをよじ登って下に落ちたらしいのですが、下が畑だったため無事だったようです。
本当にひやひやした出来事でした。
しかし、あの大冒険に凝りたのか、彼はその後はお隣との境には近づきませんでした。
よかったの・・かな?